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長野県安曇野市 藤屋わさび農園見学

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが農家のそばや羊蹄山では長野県安曇野産生わさびを使用したわさび丼をご提供させていただいております。
もちろん単品でのご注文もできますのでお蕎麦と合わせていただくこともできます。
生わさびの香り、辛味、甘味は特別なものがあります。

 

そんな美味しいわさびの生産者の藤屋わさび農園さんに先日、わさびの知識をより深めるためわさび田の見学、収穫体験に行ってまいりました。
4代目の望月啓市さんにわさびについて貴重な体験とお話を聞くことができました。

 

 

安曇野のわさびの栽培はここでしかみることのできない平地式です。
平地式栽培とは先人達が平坦地を2メートルほど掘り下げて、伏流水が面で湧き出てくるようにして砂や砂利で畝(うね)を作り、畝の両脇にわさびを植え付ける方法です。
伏流水は畑の表面から湧き出していて、面で湧き出ているイメージです。
川の水だと思われるかもしれませんが、川の水だと台風など天候により水質の悪化や水温の変化があるので適してはいません。

 


年間通して水温と水質の安定した伏流水のみで作られ、川へは排水路を作り伏流水を排出しているだけなんですね~
わさび田から流れ出た伏流水はその後、虹鱒や信州サーモンの養殖にも再利用されるなど先人たちの知恵や偉大さを感じます。
4代目でもある望月さんのお話からも先祖への感謝の思いが節々から伝わってきました。

 

 

わさびは植えてから出荷まで2年間かかります。その上とても繊細で同じ品種で同じ畑でも1列違うだけで育ちに差が出たりもします。
個体によってすりおろしてから辛さや甘さが出るのに5分ほど時間がかかることもあります。
ですので当店ではお召し上がる前にわさびをすってお待ちいただくことをお勧めしております。

 

 

収穫体験をしながら一からわさびのお話を聞きとても貴重な体験ができました。
安曇野 藤屋わさび農園の生わさびをお取扱いできることがいかにありがたいことなのか再認識できる経験となりました。
わさび作りをできるための環境を整えた先人たちの苦労と、それを受け継いでいる望月さんをはじめ藤屋わさび農園の方々を知ると、このわさびの美味しさをもっと皆様に伝えなくてはならない責任を感じました。

 


貴重なお話、体験を本当にありがとうございました。

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